胡蝶蘭の育て方

気品のある姿が印象的な胡蝶蘭は贈り物にも人気のある花です。いただいた鉢植えも花の終わりとともに庭の隅に追いやられてしまってはかわいそうです。的確にケアをすれば必ず翌年も楽しむことができます。植物の手入れはその植物にあった方法を知ることが大切です。胡蝶蘭の育て方を一言でいえば「年頃の女性を扱う気持ちで」です。まず、水遣りのコツです。気温によって変えます。花が咲いている時期、春は10日に一度くらい、夏の間は1週間に一度くらいを目安に水遣りします。注意したいのはどんな植物でもそうですが、気温と水との温度差を無くすことです。真夏に水道からくみ上げたばかりの冷たい水をやるのはよくありません。バケツなどに汲み置きし、土と同程度の温度になったものをやるのがベストです。また、胡蝶蘭は根腐れを起こしやすいので、ジメジメと常時湿らせておくのは良くありません。どちらかといえば少し乾き気味の方がよく、かつ水遣りの時は鉢底から流れ出るくらいたっぷりとやります。鉢の中の水分を入れ替える感じです。受け皿の水は必ず捨ててください。胡蝶蘭は直射日光が苦手です。人工の光(蛍光灯)で十分です。また、風はそよそよと吹かれる程度のところが良いでしょう。夏の間は冷房、冬は暖房で適度に温度管理をされたところが最適です。一般的に屋内の方が管理がしやすいと思います。植え替えにもポイントがあります。特に大きな鉢のものは数株が寄せ植えになっていますので、花が終わって梅雨になる前、4月頃に一株づつわけで植え替えます。鉢は通気性の良い素焼きの鉢を使うのをオススメします。植え替えは根を空気に触れさせる良い機会です。2年に一度は鉢の中のコンディションをチェックするためにも植え替えをすると良いでしょう。腐った根があれば取り除き、水苔を新しいものに変えます。多めに用意した水苔は水に濡らしぎゅっと絞ってから根に巻きつけ鉢の中にギュッと押し込みます。植え替えの後は2週間くらい水遣りを止めます。最後に花芽の切り方です。早く次の花を咲かせたい場合は、4節目の節の1cmのところでカットします。運が良ければそこから花芽が出る場合があります。もちろん根元から切ってしまっても大丈夫です。いったん花が落ちてしまった鉢に新しい花が咲いた時は本当に嬉しいものです。紫外線を避けて大切に育てる、大切にと言っても水を与えすぎては駄目です。上手に管理して楽しんでください。

胡蝶蘭について